「私たちの時代は抱っこしすぎると抱き癖がつくって言われたよ」
おじいちゃん、おばあちゃんからそんな話を聞いたことはありませんか?
実は育児の常識は、時代とともに少しずつ変わっています。
昔は当たり前だったことが、今ではおすすめされていないこともあるんです。
もちろん昔の育児が間違いだったわけではありません。
ただ、研究が進んだことで分かってきたことが増えました。
今回は、昔と今で変わった育児の考え方を見ていきましょう。
「抱き癖がつく」は本当?
昔は、
「泣いてもすぐ抱っこしない方がいい」
と言われることがありました。
でも今は、
赤ちゃんが求めるときは抱っこして大丈夫
という考え方が主流です。
抱っこは甘やかしではなく、赤ちゃんに安心感を与える大切な関わりだと考えられています。
泣いたらすぐ抱っこしない方がいい?
これも昔はよく言われていました。
でも今は、
赤ちゃんの泣き声に応えることで信頼関係(愛着)が育つと考えられています。
もちろん毎回完璧に対応する必要はありません。
でも、
「泣いたら抱っこしてあげても大丈夫なんだ」
と思っていいんです。
離乳食は早く始めた方がいい?
昔は3〜4か月頃から始めることもありました。
でも現在は、
5〜6か月頃から始めるのが目安
とされています。
赤ちゃんの消化機能や発達に合わせることが大切です。
うつ伏せ寝の方がよく寝る?
確かに昔はそう言われることもありました。
しかし現在は、
仰向け寝が推奨されています。
うつ伏せ寝は窒息や乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクとの関連が指摘されているためです。
ミルクは時間をきっちり守るべき?
昔は3時間ごとなど時間を重視することもありました。
今は、
赤ちゃんの様子や月齢に合わせて考えることが大切とされています。
無理に我慢させるより、赤ちゃんのサインを見ることが大事です。
赤ちゃんは外に出さない方がいい?
昔は感染症を心配して外出を控えることが多くありました。
でも今は、
体調が良ければ短時間の外気浴や散歩は問題ないとされています。
気分転換になるのは赤ちゃんだけではありません。
ママ・パパにとっても大切な時間です。
母乳じゃないとダメ?
これも悩む方が多いですよね。
昔は母乳が強くすすめられることもありました。
でも今は、
母乳でもミルクでも大丈夫
という考え方が広がっています。
赤ちゃんが元気に育ち、家族が無理なく続けられることが大切です。
白湯は飲ませた方がいい?
昔はよく飲ませていた家庭もありました。
しかし現在は、
基本的に母乳やミルクで十分とされています。
飲ませすぎると必要な栄養が減ってしまう場合もあります。
とにかく温めた方がいい?
「赤ちゃんは寒いとかわいそう」
と思って厚着させていませんか?
実は着せすぎも負担になることがあります。
汗をかいたり脱水になったりすることも。
赤ちゃんは大人より1枚少ないくらいが目安と言われることもあります。
赤ちゃんは風邪をひかない?
「母親の免疫があるから大丈夫」
と聞いたことがあるかもしれません。
確かに免疫を受け取っていますが、
風邪にかからないわけではありません。
月齢が低い赤ちゃんほど注意が必要な感染症もあります。
大切なのは「昔が悪い」ではないこと
ここまで読んで、
「じゃあ昔の育児は間違いだったの?」
と思った方もいるかもしれません。
でもそうではありません。
当時は当時の常識があり、
その中でみんな一生懸命育児をしていました。
ただ、研究が進み、
赤ちゃんにとってより良い方法が少しずつ分かってきた。
それだけなんです。
だからもし、
おじいちゃんやおばあちゃんから昔の育児の話を聞いても、
否定する必要はありません。
「今はこういう考え方もあるみたいだよ」
くらいの気持ちで大丈夫。
大切なのは、
昔の常識ではなく、
今の赤ちゃんに合った育児を選ぶこと。
迷ったときは、一人で抱え込まず、パパや家族、小児科や助産師さんにも相談してくださいね。♡


